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たったこれだけで成功率が上がる!軟葉系ハオルチアの葉挿しの方法【6月18日更新】

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以前ハオルチアの葉挿しに挑戦し、発根率がすごく良かったので記事にしてみました!

 

葉挿しをやってみたいという方の参考になれば嬉しいです!

 

 

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一般的な方法は、

・葉を切り取ったら、1週間ほど乾燥させる。

・水はあげない。

 

ですが今回は、

・葉は乾燥させずにすぐ植える。

・水はたっぷり。

 

という方法でやってみました。

 

今回育てた環境

季節:春

気温:20℃以上 

水やり:表土が乾いたらたっぷり

置き場所:明るい室内又は直射日光の当たらない明るい場所

発根日数:平均して約1カ月

 

この方法が必ず成功するとは限りません。あくまでも実験の結果成功率が高いというだけですので、参考程度にお願いします。

 

 

使うもの

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ポット

ホームセンターや園芸屋で販売されているものです。大きさはどれでも大丈夫です。

黒色は光を集める性質があり、温度も上がりやすいのでオススメです。

 

鹿沼土

植物を育てる上で使われることの多い代表的な土です。

通気性も良く保水性が高いので、湿度を保ちやすいです。

水分を含むと色が変わるので、水遣りの目安になります。

今回は、中粒のものを使用しました。

 

ラップ

 

セロテープ

(ラップを止めるために使います。)

 

今回使用したハオルチア

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ハオルチア・オブツーサを今回使用しました。

購入した時から徒長していたので、その徒長した葉を使ってやりました。

 

ちぎり切り方による発根率の違い

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根元からちぎるか根元の上からちぎるかで、発根率は大きく違ってきます。

右が根元から、左が根元より少し上からちぎって発根させたものです。

写真で見てもわかる通り、右の根元からちぎったほうが発根している本数が多いです。

 

この事からわかるように、根元に近ければ近いほど、発根率は高いという事がわかります。

 

葉挿しの手順

1.葉挿しする葉を準備する

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青々とした元気な葉を選んでください。

小さすぎたり、シワシワで弱っているような葉は途中でダメになる可能性があります。

 

取り方は、下に下ろすように軽く引っ張りながら、付け根から外れるように横にスライドさせて取ります。

 

2.ポットの中に鹿沼土を入れる

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葉の準備ができたら、鹿沼土をポットの中に入れていきます。

特に入れる量に決まりはありませんが、少なくすると乾燥が早くなるので、半分ほどまで入れておくと安心です。

 

3.水をたっぷりと土に吸わせる

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下から水が出てくるほどたっぷりあげます。

これで乾燥しにくい環境ができました。

 

4.葉挿しする葉を半分ほど土の中に埋める

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鹿沼土に切り口を下にして葉を3分の1、又は半分ほど埋めます。

 

5.ラップをかけて明るいところへ

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葉を埋めれたら、乾燥しないようにラップをかけ、明るいところに置きます。

ラップにはあらかじめ穴を空けておきます。

 

なんと、作業はたったこれだけです!

 

発根までの管理

表土が乾いたら、霧吹きなどでたっぷり水をあげてください。

乾燥させないことがポイントになります。

ですが、夏場や暖かくなってきた頃の蒸れには注意してください。

たまにラップを外して空気を入れ替えてあげると、コケなどが生えずに管理できると思います。

赤く変色したり、シワシワになっても大丈夫です。

 

発根後の管理

ある程度太い根がでて葉が生えてきたら、鉢などに植え替えます。

発根後も表土が乾いたら水をあげてください

 

経過観察

4月7日

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葉挿しした直後の写真です。

 

5月7日

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葉挿しして1カ月目に発根しました。

まだ根という感じではなく、小さな粒のような形です。

 

5月15日

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発根してから8日目です。

たった8日でここまで根が伸びました。

 

6月17日


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ようやく葉が生えてきました。(赤い丸)

最初5つ実験していたはずなのに、気づいたら2つだけになってました。 

 

 

(※これ以降も順次追記していきます。)

 

まとめ

ハオルチアの葉挿しはとても時間がかかります。ですが、発根してくれるとなんとも言えない喜びと嬉しさです。

 

一般的に紹介されている方法では、乾燥の段階で失敗するという意見を多く見かけたので、それなら普通に水をあげてもいいんじゃないかと思い、今回紹介した方法でやりました。

結果的に、今回葉挿しした全ての葉が発根しました。

 

葉挿しに挑戦してみよう!という方は是非やってみてください。