初めてイモリを飼う方に【イモリ好きによるイモリの飼い方と体験談】
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私が初めてイモリを飼った時、飼い方の情報が全然なくて大変困りました。そこで、私のようなしがない者の情報ですが、初めてイモリを飼うという方に少しでもわかりやすいような、私のように困る方が少しでも減りますように、という願いを込めてこの記事を書きました。
途中、好きが高じて文章がおかしくなっているかもしれません。そんな時は、優しく目をつぶっていただけると幸いです。
この記事ではタイトルにもある通り、主にイモリの飼い方について紹介しています。
そこで知っておいていただきたいことが1つ、
これから紹介する内容は、私個人の体験や意見です。間違っていることもあると思うので、全てを鵜呑みにしないでください。
あくまでも参考としていただけると幸いです。
⇩こちらの記事はわかりやすいよう要点をまとめたものです。
よろしければこちらもご覧ください。
1.イモリってどんな生き物なの?
まず、イモリについて紹介していきます。この記事では、私が飼っているアカハライモリを主として話を進めていきます。
まずはじめに、
よくごっちゃになって間違えられますが、イモリは両生類です。そして、同じく間違えられるヤモリは爬虫類です。言葉だけではわからない!という人に、
水の中にいるのがイモリ、水の中にいないのがヤモリ
大雑把にいうとこんな感じです。これは和名にも関係していて、「井戸を守る」と書いて「井守」、「家を守る」と書いて「家守」になります。こういわれてみるとわかりやすいですね。
イモリの種類と分布
イモリの仲間の種類は多く、2010年5月現在で585種類、北米・アフリカ大陸地中海沿岸およびユーラシア大陸に生息しています。日本にも、北海道を除く本州・四国・九州にはアカハライモリ、沖縄や奄美にはシリケンイモリ・イボイモリが生息しています。水田・池・川など、流れの少ない淡水に住むものが多いです。形態としては、一生のほとんどを水の中で過ごす水棲種、泳ぐのが苦手で、ほとんどを陸で過ごす陸棲種、陸と水中を行き来する半陸棲種(両棲種)があります。
イモリの大きさと体の色
アカハライモリの全長は成体でも10㎝前後で、メスのほうがオスより大きくなります。体の色は地域によって差があり、コレクターさんがいるほど。シリケンイモリはもう少し大きくて18㎝ほどになります。
食べ物
イモリは肉食性です。自然界ではミミズや小さな節足動物(クモなど)のほか、口に入る程度の小型の昆虫などを食べています。飼育下では、人工飼料や乾燥アカムシを食べてくれます。メキシコサラマンダー(ウーパールーパー)ほどではありませんが、あまり目がよくないので、おなかがすいているとなんでも口に入れてしまう傾向があります。
オスとメスの見分け方
オスとメスの見分け方はいくつかありますが、大まかにいえば2つです。
一つ目は、尾の形と長さです。
オスは全体的に尾の幅が広く、先端付近で急にシュッと細くなります。
逆にメスは幅が狭くスマートで、オスの尾に比べて少し長めです。
もう一つは、排泄孔の大きさです。
排泄孔とはいわゆる肛門のことで、オスのほうがふっくらしています。逆にメスはふくらみが目立ちません。*1
イモリは脱走の名人!
なんとイモリは水槽の角などをよじ登って脱走してしまいます!そのまま見つからずある日ミイラになって発見…なんてこともあるらしいです。そうならないように、水槽に蓋をしたりする必要があります。大切な子がミイラなんかになってほしくないですよね…。気を付けましょう。
イモリの再生能力
イモリの話で有名なのが、足や手がなくなっても再生する、再生能力がとても高い、ではないでしょうか?もちろんこの噂通り、イモリの再生能力は生物最強と言われるほど高いです。トカゲも尾が再生しますが、イモリの場合、尾はもちろん、骨までも再生してしまうらしいです。ある研究結果では、心臓や脳が半分失われても再生したとか。目もレンズまで再生できちゃうみたいです。すごいですよね!だからといって実験するのはおやめください。
毒について
イモリはフグと同じテトロドトキシンという毒を持っています。ですが、ほんとにごく微量で、人体にはほぼ影響ありません。皮膚が弱い方が触れると稀にヒリヒリしたり、その手で目をこすると炎症になったりするらしいです。個人差ありです。かく言う私は、触れても何も起こりませんでした。でも、手を洗う習慣はつけてくださいね!
寿命
イモリは長寿な生き物です。アカハライモリは自然界では30年近く生きるといわれています。飼育下でも、上手く飼育すれば10年以上生きてくれるようです。オオサンショウウオ類は50年以上生きるとか!ぜひ長生きしてほしいですよね!
繁殖について
イモリの仲間の繁殖様式はたくさんあり、一部の種類では初心者でも十分に挑戦できます。多くの種は卵から孵り、アカハライモリとシリケンイモリも卵から孵ります。
生まれた幼生はえらのあるウーパールーパーにそっくりで、手と足はこの段階ではありません。手足が生えそろうと、えらが徐々になくなっていきます。えらが完全になくなると上陸し、少しの間陸地で生活し、3年ほどで成体になります。
アカハライモリは、繁殖期のオスの尾が紫がかり、とても綺麗です。
病気
イモリの病気には特に注意が必要です。理由としては、両生類を診てくれる動物病院が非常に少ないからです。病気にならないよう日々観察と環境を整えてあげることが重要になります。
具体的な病気としては、餌の与えすぎによる消化不良、環境悪化による脱皮不良、水質悪化による水カビ病などです。
確実な治療法は確立されてないようなので、病気にならないよう日々予防することが大切です。
共食いについて
イモリを多頭飼いしている場合、おなかがすいていたり、ケンカしている場合に共食いをすることがあります。そうならないように、できるだけ1匹ずつに餌をあげる、そして、ケンカしていないか日常的に観察することが必要です。個人の経験から、大きさがあまりに違う個体を一緒にするのも優劣がついて共食いの原因になると思われます。
冬眠について
イモリも両生類なので冬眠します。自然下では冬眠する時は陸に上がり、葉っぱの裏などで冬を越します。飼育下でも水温10度を下回ると冬眠する子が多いです。冬眠させる場合は準備として、水槽の中に水苔をたくさん入れてあげ、気温5度ぐらいを保ち、水苔を乾燥させないよう注意します。冬眠は絶対させなければいけないわけではなく、ヒーターなどを使って水温を上げてあげると冬眠しなくなります。我が家では冬場も水温が10度を下回らず元気なため、冬眠させていません。
脱皮
脱皮の瞬間はなかなか見れないので貴重です!体を壁などにこすりつけながら、器用に口で掴みます。脱皮できた!と思ったら速攻食べてしまいます。食べても害ではないので、そっと見守ってあげてください。
脱皮に失敗すると、空気呼吸ができなくて死んでしまう場合があります。もし、なかなか脱皮できなくて困っているときは無理に剥ごうとしないで、そっとピンセットでお手伝いしてあげてください。
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2.イモリを飼ってみよう!
それでは、実際にイモリをおうちに迎え入れていきましょう!
2-1.初心者が飼いやすいイモリ
まず、イモリを飼うのが初めての方におすすめの子を紹介します!
アカハライモリ
全長:10~13㎝
寿命:10年以上
分布:北海道・沖縄を除く本州・四国・九州
最も身近な種類で、ペットショップやホームセンターのアクアコーナーでよく見かけます。自然下でも、川や池の流れの少ない淡水でも見ることができます。
名前の通りおなかが赤く、これは警告色と呼ばれるもので、自分が危険だぞ!とほかの生物に知らせる役割をしています。地域によって模様や色が違い、コレクターさんもいらっしゃるとか。繁殖期のオスの尾は紫がかって綺麗です。
オスよりもメスのほうが大きくなる傾向にあるようです。
一生の大半を水の中で過ごすので、水槽のレイアウトは水2:陸1の割合にします。
泳ぎも上手ですが、たまにへたっぴの子もいるので、陸など休憩できるところを必ず作ってあげてください。
餌は人工飼料でも十分に食べてくれます。
環境の変化にも強いです。
シリケンイモリ
全長:15~18㎝
寿命:10年以上
分布:沖縄諸島、奄美諸島
こちらもアカハライモリに並んで人気のイモリで、アカハラと並んで売られていることが多いです。
背中に金箔をまぶしたようなきれいな模様が入ります。稀に模様のない子もいます。
おなかはアカハライモリほど赤くなく、どちらかといえばオレンジ色をしています。
アカハライモリに比べて水への依存性はなく、レイアウトも陸を多めにしてあげるといいでしょう。
2-2.最低限必要な道具と設備
さあイモリを飼うぞ!と意気込んだところですが、ちょっと待ってください‼
イモリをお迎えする前に、どんな道具や設備が必要なのか知っておいてください!
いきなりイモリを連れて帰っても、イモリのおうちがないんじゃかわいそう!
…ということで、イモリを飼ううえで最低限必要なものと、こんなものがあったら便利だよ!というのを紹介します!
その1.水槽
イモリの大きさがおよそ10〜15cmなので、最低でも30cmあれば大丈夫です。ただ、多頭飼いする場合は、もう少し大きな水槽の方がイモリがのびのびとできるので、イモリの数にあった大きさを選んであげてください。
また、幼生でなければ、イモリがまだ小さくても大きな水槽で飼っても大丈夫です。小さくても、水中と陸地の割合を変えてあげるだけで済みます。
初めてでどんなものを買ったらいいかわからないという方は、水槽とフィルターなどがセットになっているものがおすすめです。
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その2.カルキ抜き
水換えの時に使います。
水道水に含まれている塩素などは、水の中で生活する生き物たちにとって毒になります。必ずカルキ抜きした水を使ってあげてください。カルキ抜きはいろんなメーカーから販売されています。
その3.フィルター
水換えを頻繁にしない場合は、フィルターを設置して水質を保ってあげましょう。フィルターもたくさん種類があり、写真のようなタイプやぶくぶくと泡が出るタイプなどがあります。イモリは水流が苦手なので、弱いものを使ってあげてください。
私はジェックスさんの『サイレントフロー スリムホワイト』を使っています。名前の通り音がほとんどなく、水流も弱めなのでイモリには優しいです。30cm水槽でも大き過ぎだと感じないです。
唯一の個人的な難点としては、白いフィルターはコケが目立ちます。
その4.水温計
邪魔にならない程度の大きさならなんでも大丈夫ですが、吸盤がついていて壁にくっつけられるものが便利です。
その5.水槽の蓋
イモリは脱走の名人です。ガラスやアクリルの壁なんてヒョイっと登ってしまいます。そこで、脱走しないように水槽の上に蓋をする必要があります。ですが蓋といっても、完全に密閉されるような素材のものは、水槽内部が蒸れてしまい危険です。目の細かい金属の網などを蓋にすると、空気の入れ替えもできていいでしょう。ネットで調べると、植木鉢の鉢底ネットを加工して使っている方もいらっしゃります。
その6.クーラーとヒーター
アカハラもシリケンも水温20℃前後が適温なので、クーラーが必要になってきます。
上の写真のものは、水槽の端に引っ掛けるタイプのもので、コンパクトで使いやすいです。ですが年々気温が上昇してきているので、我が家ではこれでも水温が下がらず、ダブルタイプの大きなものに買い替えました。(下の写真です)
センサーで自動で水温を調節してくれるもので、25℃と書いてありますが、実際は20℃近くまで下がりました。30㎝よりも小さな水槽を使っている場合は、少々冷えすぎてしまうかもしれないです。
ヒーターは、あってもなくてもどちらでも大丈夫です。我が家ではエアコンがある部屋に水槽を置いているので使っていません。冬場、水温が8℃以下に冷え込んでしまうおうちにはあったほうが便利だと思います。
また、生活リズムを崩させないように、夜間はヒーターやクーラーを切ってあげましょう。
その7.隠れるもの
飼育下では天敵がいないからといって、隠れる必要がないわけではありません。イモリが安心する場所を作ってあげましょう。ホームセンターなどのアクアコーナーに、魚用の隠れるものがたくさん置いてあるかと思います。我が家では、タコつぼや素焼きの筒を使っていました。
また、水草などをいれてあげてもいいです。おすすめは、成長も早く水質変化にも強い「アヌビアス・ナナ」です。水面近くに配置すると、葉っぱの上に乗って休憩の場にもなります。
その8.砂利など底に敷くもの
基本何も敷かなくても掃除が楽でいいですが、砂利を敷いてあげると隙間にバクテリア*2が住み着き、汚れを分解してくれます。ですが、あまりに小さすぎるものはイモリが間違って飲み込んでしまう可能性がありますので、口に入らない程度の大きさのものにするか、いっそのこと何もなしにしましょう。
その9.浮き島
アカハライモリはほとんど水中で生活するといっても、陸で休憩や息継ぎができないとおぼれて死んでしまいます。そうならないために、亀用として売られている「浮き島」を浮かべてあげてください。発泡スチロールを切ったものでも代用できます。我が家では、トレーの底をくり抜いて使っています。
浮島を利用しない場合は、流木など何かつかまって水面に顔を出せるものを入れてあげてください。
あれば便利なもの
その1.スポイト
スポイトは、餌の食べ残しや糞を取るのに重宝します。大小そろえておくと何かと便利です。
その2.ピンセット
餌をあげるときに使います。とても長いものもありますが、水槽が小さい場合、餌をあげにくくなるので小さいもので十分だと思います。
その3.掃除道具
夏場は水槽にコケが発生することもしばしば。手で持つタイプと、ふつうのスポンジの2つがあれば掃除しやすいです。真ん中のブラシは、フィルターを掃除するときに使い、細いところの汚れが取りやすいので便利です。
2-3.いい個体の選び方
さて!必要な道具が揃ったところで、次はイモリをお迎えにいきましょう!
今やインターネットが普及していて、イモリなどの生物もネットで購入できる時代になりました。ですが私は、ぜひともお店に自分の足を運んで選んでほしいと思います。
1匹1匹顔の形が違ったり模様が違ったり、これからの長い付き合いを考えると、自分の気に入った子を見つけてほしいのです。
個人的な選び方としましては、
①痩せてガリガリではないか
②目が白く濁ってないか
③手足がなかったり、尾が切れたりけがをしていないか
④水カビや寄生虫がついてないか
この辺を注意していれば大丈夫だと思います。
稀にえらがある幼生を売っているお店がありますが、初めての方には水質管理などが難しいのでお勧めしません。なついてくれてとっても可愛いんですけどね。どうしても飼いたいという方は自己責任でお願いいたします。
イモリに詳しいお店の人にも相談してみてね!
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3.餌の種類と与え方
成体はある程度大きくなっているので、ホームセンターなどで売っている人工飼料でも十分食べてくれると思います。
おすすめは、キョーリンさんから販売されている『ウーパールーパー用の餌』です。(下の写真です)
栄養面も考えられていて、沈殿タイプでばらばらになりにくく、ピンセットでもつまみやすいです。お掃除もらくちん!
アカハライモリなら、小粒タイプのものが食べやすくていいと思います。大粒タイプもありますが、結構大きいので口に入らないかもしれません。おうちのイモリにあった大きさを選んであげてください。
ですがこの餌、たくさんイモリを飼う場合は量が多くコスパがいいのですが、1匹で買う場合、賞味期限内にすべて食べきれずに結構な量余ってしまいます。私の家でも結構余らせてしまいメダカのご飯になっております(笑)
もったいなくて嫌!という方は、同じくキョーリンさんで売られている『乾燥アカムシ』をおすすめします。
パラパラとして少々与えにくいですが、お値段も安いのでいいと思います。まだ小さなイモリにもおすすめです!
唯一の難点としては、バラバラに散らばるので掃除が大変です(笑)
冷凍タイプのアカムシもありますが、解凍するのがめんどくさいうえに少量使いがしにくく、解凍してしまうともう一度使うことができないのであまりおすすめしません。
そのほかに、生き餌やささみ肉をあげる方法もあるのですが、栄養バランスが偏りやすいです。また、ミミズやイトミミズを食べるのなら、庭や川にいるやつをとってきてあげよう!なんてことは絶対にしないでください‼どんな病気をもっているかわからないし、生活排水が流れているところは菌がうじゃうじゃ…。絶対にやめてくださいね。
このほかにもたくさん種類があるので、いろいろ試してみて、イモリと自分に合ったものを見つけてみてください!
餌をあげる回数と与え方
餌は毎日あげる必要はありません。理由は、イモリはあまり動かず代謝が低いからです。私の家では、週に3回、夜にあげています。あげればいくらでも食べますが、肥満や消化不良の原因になるので、かわいいからといってたくさんあげないでください。
与え方としては、ピンセットで目の前に落としてあげるのが一番確実です。それでも食べてくれない場合は、目の前で少し揺らしたり動かしてあげると食いつきがよくなると思います。慣れてくると、ピンセット伝いで食べてくれるようになるのでかわいいですよ!
私の子は、最近所定の位置に置いてあげると、自分でご飯を食べに来てくれるようになりました。
残った餌は水質悪化防止のために、できればその日中に取ってあげてください。
4.水換えについて
自然下のイモリは綺麗な水に住んでいます。水が綺麗でないと、イモリが病気になる原因になりますので、水換えは怠らないでください。
糞をしたり少し汚れているときは、スポイトで吸い取ってあげると水質悪化防止になります。
また、紹介する回数以外にも、水が著しく汚れている場合もすぐに水換えをしてください。
水換えをしたあとはイモリをすぐに入れず、1時間ほどして水質が安定してから、手の上に乗せてそっと水の中に入れてあげましょう。
1番やってはいけないのが、洗剤で水槽などを洗うことです。洗剤が残っていると危険なので、水洗いで、スポンジなどを使って掃除しましょう。
水換えのタイミング
フィルターを設置していない場合の水換え
基本は2週間に1回程度水を換えてあげます。夏場はすぐに水が悪くなるので、週1で換えてあげましょう。
夏の水換え(フィルター設置済)
フィルターを設置していても、夏場は水が悪くなるのが早いので、月に2回以上換えてあげてください。
冬の水換え(フィルター設置済)
イモリもあまり活発に動かなくなるので、水換えは月に1回程度で大丈夫です。
これ以外の季節は状況を見ながら、月に1回以上水換えします。
5.一年間の管理
イモリは変温動物なので、水温や水質が急激に変わると命に関わります。少しでも長生きしてもらうために、私が実践している季節ごとの管理方法を紹介します。
春
春は比較的気温が安定しているので、水温が23度前後を超えなければクーラーは必要ありません。冬眠させていた場合は徐々に覚醒しだすので、ご飯を忘れずにあげてください。水は月に1回程度又は著しく汚れている場合に換えます。活発に動き回ります。
夏
水温が25度を超えると必ずクーラーをつけてあげてください。また、梅雨の季節は蒸れやすいので、扇風機やクーラーで空気を回してあげるなど注意が必要です。イモリの食欲が落ちる場合があります。食べないからと無理にあげたり、置き餌をしないでください。水が汚れる原因になります。水は汚れていないように見えても、月に2回以上換えましょう。虫の幼虫やボウフラが湧いている場合があります。
とにかく、夏の間は蒸れさせないようにすることが一番大切です。
秋
基本は春の管理と変わりません。
冬に近づくにつれて水温が下がっていって、イモリの動きも遅くなってきます。本能的に冬眠の準備を始めるのでエサをたくさん食べるようになると思います。適度にあげてください。
冬
冬眠させない場合は、水温が10度を下回らないようにヒーターなどを使ってあげましょう。冬眠させる場合は、水槽の水を半分ぐらいにしてミズゴケをたくさん入れてあげてください。自分で潜っていくと思います。ミズゴケは乾燥させないように、霧吹きなどでコケを湿らせてあげることを忘れないで。冬眠させるなら、大きな水換えはしなくても大丈夫です。冬眠させないなら、月に1回程度水換えしてあげてください。寒いのでエサはほとんど食べなくなると思います。我が家のイモリは冬眠していません。
6.ほかの生物との混水
イモリとメダカや金魚、その他ほかの生物と一緒に飼っている方をちらほら見かけます。確かに一緒に飼っても問題はありませんが、イモリを長い期間空腹状態にしてしまうと、おなかがすいて食べちゃうことがあるみたいです。イモリよりも大きな生物ならいいのかというと、そういうわけではありません。今度は逆にイモリが食べられてしまう可能性が出てきます。結論から言うと、ほかの生物と一緒に飼うのはおすすめしません。
7.絶対にしてほしくないこと
イモリは変温動物なので、急激な気温や水温の変化に弱いです。水槽を置く場所は、
・直射日光が当たらない明るい室内
・冬場は窓際など気温の変化が激しい場所避ける
など、とにかく水温が朝夜で急激に変化する場所には絶対に置かないでください。大切なイモリの命に関わります。
それと、当然のことを言いますが、イモリは生き物です。モノでも道具でもありません。
「〇〇を良く見せるためにイモリを使う」など、イモリのことを考えないで自分の人気のために使うことはしないでください。また、世話がめんどくさくなったからしない、飼えなくなったから・最初は可愛かったけど大きくなって可愛くなくなったから捨てるなんて無責任なことは絶対にしないでください。
最後まで責任を持ってお世話してあげてください。
8.おわりに
イモリについて大まかにでもわかっていただけたでしょうか。
この記事が少しでもあなたの役に立ちますように。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
ご覧いただきありがとうございました。
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